彫刻の森美術館で開催される笹口悦民写真展のコピーワークを担当しました。
どんな展示にするかという企画段階から参加。
「写真展を商品のようにパッケージングし、ブランディングする」という考え方で、
写真と見る人をコトバでどうつなげるかがミッションでした。
コトバを持たない写真という表現に対して
タイトルやテーマのキーワードをあたえるのは実は恐ろしい作業で、
説明し、理解させるコトバではなく、
見る人がイメージの世界へ入るきっかけとなる“ドアノブ”みたいなコトバを意識しました。
静かだけどドラマチックでセクシーな笹口さんの写真が、
<気配/質量/透明/輪郭/距離>という
5つのキーワードで構成された空間に展示されます。
モチーフも撮影時期も異なる2点の写真を組み合わせて1つの作品として見せる。
アートディレクター、イシザキさんの大胆な発想に驚きましたが、
イメージが脳内を乱反射するような不思議な感覚の写真展パッケージができました。
2015年11月21日(土)から来年のバレンタインデーまでやってます。
写真と話しに、箱根に行ってみてください。
Copy:平山 英一郎
Art Direction:イシザキ ミチヒロ
Photo:笹口 悦民
Space Design:岸 健太